日々の記録、お菓子やパンのレシピ *レシピはすべてオリジナルです。配合など予告なく変更になる事があります。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) --:-- * 編集
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
りんごと私とブブと
2010年11月22日 (月) 23:16 * 編集
りんごは本当にママっこだったんです。
ママがそばにいつもいないとだめでした。
お風呂場やトイレまでついてくるのはもちろん、寝る時も、私が夜中隣にいなくなったりすると即泣いて起きてしまう子でした。(パパが横に寝ていても、ダメでした)
そして私も、りんごがお腹に宿った時からずっと、いつもりんごの事を第一に思っていました。
生活の中心にまず、りんごがいたのです。

ブブがお腹に宿った時、私はとても複雑な思いだったのを覚えています。
しかも、望んで望んで宿った命なのに、実際そうなってみると、なにか後ろめたい思いがありました。
この感情は私にとってとても意外でしたし、苦しみました。
例えがおかしいのはやまやまですが、本命の彼がいるのに、かくれて二人目の彼ができてしまったかのような、まさしくそんな変な感じでした。
P1000352.jpg

妊娠中も、りんごの時とはまったく違いましたよ。
りんごの時は一日中お腹に話しかけて、お腹を愛おしく思ったりやさしくなでたりして過ごしていましたが、ブブがお腹にいる時は、りんごに構っているのに気をとられて、日中は妊娠している事さえ忘れてしまい、りんごが寝静まってから「あ、そう言えば私妊娠してたんだ、お腹の子は元気かしら」なんていう具合でした。
ブブに対して申し訳なく、可哀想に思うほどでした。

だんだんお腹が大きくなるにつれ、りんごが大好きな「だっこ」や寝る前によくやってた「お腹の上に乗ってくっつく遊び」ができなくなりました。
りんごには、「ママのお腹に赤ちゃんがいるよ」なんて説明しても、当然ぴんと来ませんから、いくら「できないの」と言っても、なんどもせがみに来ます。

そのうち他の人からも、「りんごちゃん、いいね~、もうすぐ弟ができるのねぇ、嬉しいね」なんて言われて、ちょっとずつ事の重大さに気づきだしても、それでも当然実感のわく話ではなかったのです。
胎動が感じられるようになると、りんごの手で触らせてみました。
最初は「わぁ赤ちゃん動いたね~」なんて言って耳をお腹にくっつけたりしていましたが、そのうちそれも興味がなくなってしまいました。

1000346.jpg

出産のその日、りんごは私に日頃に増して特に甘えたさんになっていました。
私は朝から重い荷物を持ったり遠くへ買い物に出かけたり、りんごを公園で遊ばせたりかなり忙しく動き回っていました。(それが予定日を10日早めた原因になったかも知れません。)
りんごはお昼寝で大分ぐずってなかなか眠れず短時間で起きてしまい、パパが帰ってくる時間になると、駅までパパを迎えに一緒に行こう!なんて無理を言って聞かなかったり(それまで、そんな事した事なかったのに)、いつもよりわがまま言って困らせました。
結局家の前の広場でパパを待っていよう、と言って納得させました。
そこで、その日何度か感じていたお腹の痛みが定期的になっていきました。
それまでは前駆陣痛かな、なんて思っていたのですが、もしや・・・と思い始めました。
「もう帰るよ」と駅から電話を貰ったのに、いつまでたっても帰ってこない夫。
その日にかぎってアップルストアで寄り道をしていたのです。

夫が家の前でしびれをきらせて待っていた二人に気づいて驚き、私の様子の変化に再び驚き、急いで夕食を済ませ、タクシーで病院に向かったのでした。
20時に着き、21時にやっと診察、その間痛みで顔をゆがませる私にりんごはきっと不安だったに違いないのに、満面の笑顔を作って私に元気をあげようとしてくれました。
その時の笑顔、今でもとても印象に残っています。
P100349.jpg


22時になるとお産がどんどん進んでいたので、私だけ分娩室へ。
パパとりんごにバイバイしなければいけなくなりました。
いつもならとっくに床についている時間、それにその日は昼寝も満足にできなかったので、疲れも出ていたはず。
「バイバイしたくないー!」と号泣しだしました。
可哀想だけれど、仕方ありません、パパがだっこして病院を後にしました。
そのうち泣き疲れて帰りのタクシーに乗る前に寝てしまったそうです。

その「バイバイ」の後1時間足らずでブブが誕生。
翌朝、パパと二人で病院に来てくれました。
ブブとの初めての対面です。
どんな反応をするのか、私も心配でしたが、りんごはそれよりも、おなかが小さくなった私にだっこしてもらう事のほうが大事だったみたいです。
「ママのおなかにもう赤ちゃんいないの?だっこだっこ!」嬉しそうでした。
くっついて、離れません。
赤ちゃんに対しては、まだ特別な感情がわかないようでした。
もう、すぐにでも家に一緒に帰れると思っていたらしく、バイバイの時、かなり嫌がりました。
パパが説得してようやく納得して帰っていきました。
パパにだっこされて、失望したような表情のりんごが帰っていく様子を見て、私は思わず涙。
可哀想でしばらく涙が止まりませんでした。


その後も毎日病院に来てくれました。
私はブブのお世話と自分の母乳を出す訓練で大変でしたが頭の中はりんごの事ばかり思っていました。
毎日来て、私にだっこをせがむりんご。
でも、おむつ替えや授乳でだっこできない時がある、とわかり、次第にブブに対して拒絶反応を見せるようになりました。
ママのいなくなった家で寂しい思いをして、ママに会いに行くのはとても楽しみなはずなのに、病室のドアを開けて、不安な表情で入ってきました。
きっと「私だけのママン」では無くなってしまったママを見るのが辛かったんだと思います。
その日、私にくっついてまわった後、バイバイの時、意外な事を口にしました。
「私、ママ、大嫌いやねん」
これにはまいってしまいました。
ちょっと冗談ぽく言ったので、本心では無いとはすぐわかりました。
彼女の精一杯の「強がり」の言葉でした。
「じゃぁ、ママもりんご、だいきらい」と答えると、冗談が通じた、と思ったかにっこり笑いました。
りんごが帰ったあと、また私はブブを抱きしめてオイオイ泣いてしまいました。弱い私。。。
ぎゅっと抱きしめてあげればよかったな、なんて後悔しました。
P1000334.jpg

7日目の昼、ようやく退院。
ブブを迎えた新しい生活。
りんごは私が家にようやく帰ってきて、嬉しそうでした。
でも、いつもと違うママ。
「その赤ちゃんをそっちに置いて、りんごをだっこしてよ」
なんて言ってきます。
「今パイパイあげてるから、ちょっと待ってね」なんて言うと、すごくいやな顔をします。
じゃぁ、力ずくで、と私の服をめいっぱい引っ張って妨害作戦。

でも、最初は「その赤ちゃん」と呼んでいたのがブブの名前で呼ぶようになり、1か月たった今ではブブのほっぺにちゅっとしたり、なでなでしてくれるようになり、お姉ちゃんらしいところを見せてくれます。
それから、ママにいつもいつも構ってもらえなくなってしまった分、他の人にすごく甘えるようになりました。
パパにべったりくっつくようになりました。(これにはパパは嬉しそうです)
寝る時も、パパに本を読んでもらって嬉しそう。
パパの言う事も素直によく聞くようになりました。
パパが言うには、私の入院中りんごとの距離がぐっと近くなったんですって。
良かったね、パパ。
私はちょっぴり切ないけど、嬉しいです。
他の人に、「弟ができて、良かったねぇ」と言われると、笑顔で「うん」と答えられるようになりました。
涙もいっぱい流しましたが、りんごはブブの出現でまた一層お姉ちゃんに成長しました。

そして、私にも大きな変化が。
今まで「りんご中心」の生活を3年強続けてきたので、ブブにも愛情を同じように注げるのかしらと正直心配していましたが、日に日に愛おしさが増していくのがわかります。
私の心の中の大部分を占めていた、「りんごに対する愛情」は少しも減らないし、どんどん大きくなるけれど、ブブに対する愛情も別部屋で(!?)できてどんどん大きくなっていってます。
良かった。要らぬ心配でした。
そうそう、余談ですが、りんごに変な赤ちゃん返りが見られるんです。
ブブ用に買っておいた哺乳瓶を気に入ってしまい、それで牛乳を飲むようになってしまいました。
自分が赤ちゃんの時は嫌がって舌で押しのけて拒否していたのに!
日本のばぁばが来てくれていた間は、ばぁばがりんごを横だっこにして飲ませてもらう、赤ちゃんぶり!
いつか、自分でもおかしいと気づいてやめるだろうと楽観しているんですが・・・これでいいのでしょうか。

ブブはすくすく、大きく育っています。
もう5kgも超え、ぷっくぷくになり別人のようです。
ただ、生後二週間からお姉ちゃんの風邪をもらったまま、1か月近くもひきずっていて、鼻水や咳を出して可哀想です。

あと少しで親戚中の集まるクリスマス!
今年もにぎやかになりそうです。
P1000382.jpg
スポンサーサイト
Comment
・りんごちゃん、成長中!
リアルに出来事を書かれていたのでりんごちゃんに感情移入して
私もウルっときてしまいました。
強がり・・・・(泣)。

りえねこさんも母として色々な経験値を確実に
増やしてますね!

今年のクリスマス、本当に賑やかで
楽しそうな家族の集いになりますね♪

P.S. りんごちゃんが産まれたのが最近のことのようで、滑り台をよじ登るりんごちゃんにびっくり!
2010/11/23(火) 14:38:30 * URL * 鬼っ娘☆ #-[編集]
・鬼っ娘☆さん♪
だらだらと長い記事なのに、読んでいただきありがとうございました。
私記憶力が無いので、こうして書き留めておかないと、どんな貴重な体験でもすぐ忘れてしまうんですよ・・・。

滑り台をよじ登るりんご・・・私もついこの間産んだばっかりのような気がしています。
もう3歳3か月ですもの。
ほんと、月日の経つのは早いです。
2010/11/24(水) 22:12:29 * URL * りえねこ #-[編集]
ちょっと切ない気持ちで読みましたが、りんごちゃんとパパの距離が近くなって、よかったなって思いました。

私にとっては、気がついたときには「母」がいつもいたので、子供を守って愛情を注いでくれるのが普通のことで、母親になる課程が有ることなど考えたことがありませんでした。

りえねこさんの日記で、お母さんも子供が生まれることで「母」に成っていくその様子がよく分かりました。きっとご主人もりんごちゃんとの距離が近くなることで、ますますお父さんになって行かれるのでしょうね。

人間としてかけがえのない、ひとつずつがかけがえのない経験。

すてきです。

読ませていただいてありがとう。
2010/11/26(金) 14:22:01 * URL * きんぎょ #mig06/e.[編集]
・きんぎょさん♪
そう言っていただけて、嬉しいです。
自分が母になった事で、母親の私に対する気持ちが理解できるようになりました。
大学卒業後、外国へひとり留学する娘を心配して泣いたあの母の涙、新しい世界に胸躍らせていたあの時の私にはわかっていませんでした。
今も、遠くに住んでなかなか会えなくて寂しい思いをさせていて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

そうそう先日、きんぎょさんがこちらにいらっしゃった頃のりんごのビデオを見て、今のりんごの成長ぶりに改めてびっくりしました。
「無邪気」そのものだったりんご、一年たつとこんなに違うものか・・・最近は毎日怒鳴って怒ってばかりです。
反抗期で難しい年頃。
怒ることはこんなにも体力使って心が痛むものか。
言う事きかなくて、怒って部屋に閉じ込めて反省を促そうとして、泣き叫ぶ娘の声をドアの向こうで聞いているのは、なんとも言えない気持ちになります。
これからも、「心を鬼」にして娘を叱りつけなくてはいけない事がたくさんあるでしょうね。
2010/11/28(日) 22:40:49 * URL * りえねこ #-[編集]
・ありがとう!
りえねこさん、こんにちは。

素敵な話ありがとう!

私も早く2人目!なんて、考えているばかりだったけど、実は複雑な心境もあったりして。。。
それがりえねこさんのブログに書かれていて、とてもうれしかったです。

こういう心の葛藤をお互い乗り越えて、一つの家族ができていくんだなあ、と思いました。

また、こう言っては身もふたもないけれど、人間って何事も慣れなんだよなあ、って思いました。
へへ。

それではまた!
2010/11/29(月) 11:45:38 * URL * さえこ #-[編集]
・目に見える様です。
家族えの思いが手に取る様に読ませて頂きました。将来りんごちゃんが生長された頃に御見せしたら感動でしょうね。
私も2人の子供を持ってりえねこさんの様に思い当たる事が有り懐かしいです。思わず涙が、、、こぼれました。

今朝私も亡くなった母の夢を見て陰膳に手を合わせました。母って私も63歳に成った今でも乗り越えられない愛情でいっぱいです。
ご主人様もお嬢様と更に絆が深く成られ子供さんに依って親も一回りも2回りも成長されますよね。
感動の記録を読ませて頂きました。
2010/11/30(火) 16:49:23 * URL * okazu349 #-[編集]
・さえこさん♪
思いの外長い記事になってしまいました。
読んでいただいてありがとうございます。

小さい子の成長はあんまりにも早くて、大人の私には変化についていくのが簡単ではなかったりしますね。
ついこの間まで私にくっつきまくってたのが今も昨日の事のように思えるのに、もうあんなにくっついてもらえないのか、と寂しくなったりします。
そういった変化は、だっこ紐を卒業した時、卒乳した時、幼稚園へ行って、ママと離れてる時間ができた時、そして今回のように弟ができた時のように突然すごい速さで変わってしまって、・・・私には名残惜しくて仕方ありません。
それも長い目で見れば、良い方向への変化なのですが。
子供のほうがそういった変化によっぽど柔軟についていけるんだな、と感心する毎日です。

さえこさんにも二人目がおできになったら、いろんな変化の経験をされる事だと思います。
今のうちに、お子さんとの二人きりの時間を楽しんでくださいね。^^
2010/11/30(火) 23:34:38 * URL * りえねこ #-[編集]
・okazu349さん♪
お返事が遅くなりました、ごめんなさい!
okazu349さんも、似たようなご経験をされたんですね。
子供を持つと初めて「母の愛」が何かわかりましたね。
おっしゃるように、子供にも成長させられているなぁ、と思います。
良い経験もたくさんありますが、辛い、大変な経験もたくさんしますね。
例えば、今は上の子が幼稚園で菌をもらってきて、子供二人ともひどく風邪を引いてしまって、気管支炎と中耳炎になってしまいました。(やっと終わりが見えかけてきましたが)
強くならないと、しっかりしないと、と自分を叱咤激励する毎日です。
2010/12/10(金) 10:05:34 * URL * りえねこ #-[編集]
・コメントを投稿する
URL
Comment
Pass
Secret 管理者にだけ表示を許可する
 
Trackback
この記事のトラックバックURL
・この記事へのトラックバック
* Top *
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。