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日々の記録、お菓子やパンのレシピ *レシピはすべてオリジナルです。配合など予告なく変更になる事があります。
一家大移動
2013年02月24日 (日) 19:15 * 編集
長らくご無沙汰していました。
7か月になる次男ですが、夜中に1〜2時間おきに起きてくれるので、なかなかゆっくりコンピューターに向かう時間が取れなかったのです。
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ご無沙汰してましたが、一家みんな元気です。
次男誕生の夏からいろんな身の回りの変化があって本当に目まぐるしい日々を送っていましたが、とうとう日本へ行く日が近づいてきました。
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2008年11月にこの街トゥールにやってきて、4年4か月過ごしました。
当時1歳2か月だったりんごは3歳から幼稚園に通うようになり、年中からバイオリンを習い出しました。ぶーちゃんとまー君も生まれ、私はというとピアノをささやかな人数ですが教えたり、日本料理をフランスの人に教えたりしました。
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いろんな人と出会い、家族のように親しくして下さったお友達もたくさんできました。
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そんな思い出のたくさん詰まった街に、しばらくお別れです。
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いろいろお世話になりました。貴重な経験をたくさんさせてもらった街。本当にありがとう。
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しばらくは私の実家の大阪で過ごし、その後京都へ引っ越す予定です。
明日、一家で日本へ出発します。
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次の記事は日本から。それでは、また!
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メルヴェイユ (Merveille)
2012年11月21日 (水) 08:07 * 編集
りんごの幼稚園で、知らないママさんから突然声がかかりました。
それはこの9月から幼稚園に新入生として入ってきたアメリカ人のLちゃんのママで、Lちゃんがいつもおうちでりんごの話ばかりする、というのです。
よかったらお茶でもしにうちへいらしてください、と嬉しいお誘いがあったので、子供3人連れて遊びに行ってきました!
大人って、よほどのきっかけがないとお友達になりにくいのですが、こうして子供のおかげで仲良くなれるのって嬉しい事ですよね。

手土産に何を持って行こうか迷いに迷って、結局フランスのお菓子にしました。しかもあんまり売ってなさそうなの。
メルヴェイユという揚げ菓子です。Merveilleって「素晴らしい」という意味です。
ドーナツというよりは少しかりんとうに似た食感ですよ。
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材料(大きなざるに1杯分)
小麦粉 300g 
砂糖 30g
アルミフリーベーキングパウダー 小さじ1
卵 2個
オレンジジュースまたは牛乳 大さじ2
オレンジフラワー水または柑橘系リキュール 大さじ1
溶かしバター 25g
オレンジの皮すりおろし 1個分
粉砂糖

作り方
1)ボウルに卵、砂糖、オレンジジュース、オレンジフラワー水、溶かしバター、オレンジの皮すり下ろしを入れて混ぜる。
2)粉とBPをふるい入れる。固い生地です。あまり捏ねすぎないように。ラップなどをして乾かないようにして、そのまま2時間生地を休ませる。
3)打ち粉を少々してから3,4mmほどの厚さにのばし、ぎざぎざのカッターで菱形に切り、真ん中にも一本切り込みを入れ、手綱型にする。
4)あまり高温にならないように油(分量外)をあたため、こんがり揚げる。温かいうちに粉砂糖をまぶす。

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かりかりの食感を出すために、できるだけ薄くしあげるのが大事です。
おいしくて手がとまらないのでご用心を!笑
うち用には5個ほど残して残りはすべてお持たせにしましたよ!笑

初めての人のおうちに呼ばれたにもかかわらず、とてもきさくな優しい方たちでおしゃべりに花が咲き、時間はあっという間にすぎました。
りんごはLちゃんとお部屋で遊び、ぶーちゃんもまーくんもLちゃんのママに遊んでもらってご機嫌でした。
今度はうちにも遊びにきてもらう予定です。
頑張って掃除しなきゃ〜・・・。
ピアノの調律師さんのアトリエにおじゃましに行ってきました。
2012年11月03日 (土) 16:13 * 編集
昨日は、以前から遊びにおいでと言ってくれていたピアノの調律師さんのアトリエへまー君連れて遊びに行ってきました。
このピアノは1904年製、今は無いガヴォー社の物。全長270cmのコンサートピアノです。
重い木と鋼でできていて、総量480kgもあります。鍵盤数は現在の普通の物(ベーゼンドルファー社の一部の製品を除く)と比べ2音多く、90個あります。
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譜面台の美しさにうっとり見とれてしまいます。
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ペダル。
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美しい手彫りが施された足。480kgも支えるのですから、ここまで太いのにも納得です。
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これもまた美しい・・・
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1908年頃までのフランスピアノは、比較的響きの弱い物でした。現在のスタインウェイ社のピアノなどに比べ弦が細く、音の保持時間が短めです。鍵盤も軽いので、メロディの一音一音を引き離して弾くのに適しています。これをフランス的真珠の演奏法(le jeu perlé à la française)と言うそうです。
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中の構造について質問したら、鍵盤部分を引き出して見せてくれました。ものすごくたくさんの小さな部品が組み合わさって、それぞれが複雑に機能しあって音が出る仕組みになっているのがよくわかります。
若干42歳のこのお兄さん一人で全ての部品を新品に代えたんだそうです。良い仕事ですね。
私もあと15歳ほど若かったらちょっと研修を申し込みたいと思ったほどです。笑
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鍵盤のひとつひとつの下に、小さな円形のフェルトが2枚とその下に同じく薄くて丸い紙が設置されているそうです。
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鍵盤部分をごっそり前に引きだしたら奥はこのようになっています。
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こちらは1928年製の同じくガヴォー。さきほどのと比べると235センチと少し小さいです。
装飾はほとんど無し。限定販売で、世界に90台しか無いそうです。
非常に美しい音色で、スタインウェイ社の物に似ています。
二つを弾き比べてみて、1908年頃に革命的な技術革新があった事がわかります。
どちらを家に置きたいか、と言われるとやはりこちらのほう。でも1904年製のほうも、もう少しいろんな曲で試してみたいです。
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帰省先で5日間にわか練習をして、バッハやショパン、リスト、ベートーヴェンなど2時間ほど試弾させてもらってきました。
フランスのピアノの制作技術の発展の歴史など知らない事をたくさん教えてもらったし、とても楽しい時間を過ごす事ができました。
舅が車の運転手さんと子守をしてくれたおかげで、ゆっくり堪能することができましたよ。

いつかピアノを購入するなら彼のアトリエから、と夫婦で考えているところです。
ご無沙汰しています。
2012年10月29日 (月) 06:54 * 編集
ご無沙汰しています。
何やら忙しくてばたばたしてて、しかも夜中何回も次男坊が起きて自由な時間が取れないので、ブログをずっと放置していました。書きたい事はいっぱいあったんですけどね。
でも、みんな元気に過ごしています。

ブログ放置中にも、いろいろお菓子を作っていましたので、写真だけでも載せようと思います。

東京に住んでいた時に夫婦で大好きになった、シナ○ンを再現したくなって、クックパッドにのっているレシピを参考にして作りました。激甘・・・でも美味しくてペロリ!
ちなみに、このパンを売っていたあのチェーン店は、もう日本から撤退したんですってね。残念!
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りんごが8月末に5歳になった時のお誕生ケーキです。宝石のような木イチゴが美しくてうっとり。
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これはパパが日本に発つ前に好物のブルーベリータルトを作ってあげた時のもの。
主人は9月始めに東京へ引っ越ししましたよ。家族の為に一人で頑張ってくれています。
寂しいけれど、もうちょっとの辛抱です。
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私の大好物のりんごの季節になり、どうしても作りたかったアップルパイ。パイ生地にスポンジ生地を敷いて、りんごの甘煮をのせました。2台作って、こちらは夫の実家にお持ち帰り用。
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こちらは遊びにきていた姑と、そのお兄さん夫婦とでいただきました。
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10月始め、ぶーちゃんが2歳になった時のケーキです。スポンジ3段に、マスカルポーネクリームとスライスしたいちごをはさみ、上にもたくさんいちごを乗せました。
なのにぶーちゃんたら、いちごだけほじくり出して食べていました・・・涙
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パパが10月中旬に、仕事のため一時帰国した時に日本のさつまいもをお土産にリクエストしていたのですが、それを甘露煮にして、同じく甘露煮にした栗と、バターソテーしたりんごをシナモンを効かせたバターケーキ生地にごろごろ混ぜ込んで焼きました!
贅沢秋味のケーキ。
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フランスはバカンスに入っていて、2日前から、主人の実家に帰省しています。2週間滞在予定です。
また、時間を見つけて記事をアップできたらいいなと思っています。
More...
クロッカン(croquant de Cordes)
2012年07月29日 (日) 23:05 * 編集
フランス南部、コルド(Cordes sur ciel)という美しい街の名物お菓子です。
泡立てない卵白と砂糖と少しの粉でキャラメリゼされたナッツがとても香ばしくて美味しいです。軽い食感のお菓子です。
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材料(10個分)
   卵白 30g(約1個分)
   きび砂糖 100g
   薄力粉 25g
   アーモンド(あらく刻む) 70g(ヘーゼルナッツでも)

作り方
1)薄力粉と砂糖を混ぜる。その中へ卵白を加え混ぜる。
2)アーモンドを入れて混ぜる。
3)天板にクッキングシートを敷き、生地をスプーンで落としていく。焼成中にかなりひろがる(3倍ほどふくらみます)ので、間隔を十分にあける。
4)200度に温めておいたオーブンで15分から20分きつね色になるまで焼く。最後の数分は、焦げ付きやすいので、注意して見ていてくださいね。

バリッバリの食感が楽しいです。湿気やすいので、密封容器に入れて保存してください。
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